企業の社会的責任として認知症予防に取り組む

大手企業から中小企業まで、企業の社会的責任としてCSR活動を実施しているところが多くあります。CSR活動の一環として、認知症予防に取り組んでみませんか。

企業の社会的責任とは

CSR(Corporate Social Responsibility)は「企業の社会的責任」と訳され、企業が社会に対して負う責任を果たすための活動を指します。環境破壊や資源の枯渇、食糧需給の逼迫など様々な問題がある現代社会で永続的に発展する企業になるためには、自己の利益のみ追求するのではなく、企業は社会の一部であるという認識を持って地域社会に貢献する存在でなければなりません。植林や清掃といったボランティア活動、祭りやコンサートといった地域参加、節電やコピー用紙の削減といった地球環境への配慮、適切な情報開示、誠実な消費者対応などCSR活動は多岐に亘ります。

様々な業種、職種の企業がある中でそれぞれが果たすべき社会的責任は異なります。
どの企業にも欠かせない社会的責任の一つに、従業員の健康を守ることが挙げられます。「企業は人なり」という言葉があるように、企業の運営、発展に欠かせない要素である優秀な人材が健康に働き続けられる環境を整える一環として、従業員の健康に目を向けることが大切です。

CSR活動としての認知症予防

定期的な健康診断の他、メタボ予防のウォーキングキャンペーン、生活習慣病予防に関するセミナー参加など、企業によって健康維持には様々な取り組みが考えられます。
健康管理というと内臓疾患系の対策や予防が考えられがちですが、認知症予防も重要視されています。認知症は高齢者やシニア世代で発症するイメージがありますが、65歳未満で発症する方も増え、若年性認知症として注目されています。

厚生労働省が認知症介護研究・研修大府センターらと協力して2014年8~12月に15府県で行った実態調査によると、若年性認知症を発症した方は一家の家計を支える働き盛りの方がほとんどで、発症後は8割近くの方が失職しているという結果が出ました。
増加傾向にある若年性認知症により優秀な人材を失ってしまうのは、企業の発展のためにも避けたいところでしょう。従業員本人はもちろん、その家族の生活を守るためにも、一般的な健康管理に加えて認知症予防に取り組むことも企業の重要な社会的責任といえるのです。

大阪や京都で認知症予防の知識を深めるためには、当社で提供するセミナーや講演に参加してみませんか。講師歴も長い現役看護師が提供する健康に関する様々なセミナーや研修、大阪や京都だけではなく全国での講演活動も実施しています。
CSR活動の一環として役立つ健康コンサルティングを提供いたします。
多くのご相談をお待ちしております。